「世の中にはなぜこんなにもゴミがあるのだろう」子供時代に抱いた小さな疑問こそが佐々木さんの原点だと言います。岩手大から東大大学院へと進み環境学を学んだ彼女が「ここしかない」と選んだ就職先が加藤商事。
同窓生の多くが大手企業や研究機関での研究者の道に進む中、彼女があえて中小企業を選んだ理由についてお聞きしました。


目次

1.学生時代:私はずっと指導者に恵まれていたと思う。
2.キャリア選択の軸:一生をかけて自分のやりたいことができる場所。それが加藤商事でした。
3.社会人時代/ビジョン:未来の環境イノベーションをここから発信していきたい。

学生時代:
私はずっと指導者に恵まれていたと思う。

学生時代を振り返ると、私はずっと指導者に恵まれていたと思います。自分で言うのも何ですが、私は子供の頃から勉強が得意で、中学までは学年トップクラスの成績でした。高校では部活のソフトボールに熱中しすぎたことで十分な受験勉強ができず、結果的に大学受験に失敗。親と相談の末、浪人して東北大を目指すことに決めました。1年間代々木ゼミナールに通ったのですが、そこで「私の人生の師」とも言える先生との出会いがあったのです。

私は以前から農業や園芸に興味があり、大学は農学部に進みたいと思っていました。数学・物理・生物などが好きな「根っからの理系女子」の私でしたが、唯一化学だけは苦手で、予備校では化学を如何に克服するかが最大の課題でした。しかし、私のクラスを担当した化学の先生は、いわゆる受験テクニックではなく、「サイエンスの本質とは何か」を教えたがる人でした。化学・生物・地学・物理という科目は実はすべて繋がった学問であり、それこそが本質であると最初に教えられ、サイエンスを学ぶための考え方や、ノートの作り方など、およそ化学の成績アップに役立つかどうかよくわからないことを叩き込まれました。多分、多くの生徒がこの先生の授業を疑問視していたと思います。私も当初はこんな授業で本当に化学の成績が上がるのかという懸念を持っていましたが、先生の言葉一つ一つに共感するところが多いのに気付き、この人を信じてみようと思ったのです。

夏を過ぎた辺りからどんどん化学の成績が上がり始め、気が付くと苦手意識の強かった化学を面白いと感じるようになっていました。受験の頃には全科目中、化学が最も高得点を取れるまでになっていたのです。そして1年間の努力の甲斐あって、岩手大学農学部に無事合格しました。考え方次第で、どんなに苦手なものでも克服可能であり、さらに得意なものへと変換できる。自らの体験を通じてそれを学ばせてもらいました。先生を人生の師とまで思うようになったのは、実は社会人になってからです。

大学生活でも多くのことを学びました。特にサークル活動で得たものは大きいと思います。学友会という高校の生徒会のようなサークルで4年間活動したのですが、メンバーは各サークルや研究会の代表として半ば強制的に参加させられた学生ばかり。当然、意欲的に活動しようという者はいません。サークル代表を勤めるようになってからは、ヤル気のない学生たちをいかにまとめていくかで苦労しました。人を動かすマネジメント術をここで学んだ気がしますね。

私が大学院で環境学を学ぼうと思ったきっかけは、大学の授業で、岩手県内のゴミ不法投棄現場付近の水質調査に携わったことです。じつは子供の頃から「世の中にはなぜこんなにたくさんゴミが存在するのか」という疑問を持っていました。小学校の自由研究で自宅付近のゴミ調査をしたこともあります。思えば予備校の恩師の最後の授業も環境についてでした。幼い頃からの思いとこれまで学んできたことのすべてが一本の線で繋がった気がしました。環境学について検索していくなかで「循環型社会」というワードにピンときて、大学院ではこれを研究したいと思いました。そしてある先輩の薦めで東大大学院を受験し、晴れて合格することができたのです。

キャリア選択の軸:
一生をかけて自分のやりたいことができる場所。それが加藤商事でした。

【写真説明:加藤商事へ入社するきっかけの一つとなった「東京都産業廃棄物協会女性部」の記事】

大学院に進んだ頃より、卒業後は民間の中小企業で環境イノベーションの仕事がしたいと思っていました。大手企業や公的な研究機関に進むことはまったく考えませんでしたね。大きな組織の一部となるより、小さな組織の中で最大限に自分の存在感を示し、会社の成長に寄与したいという思いがあったからです。加藤商事との最初の出会いは、早稲田大学公認の学生環境NPOが主催する「全国学生環境ビジネスコンテスト」でした。出会いとは言っても、後になってからニアミスしていたことが分かっただけで、当時から加藤商事を知っていたわけではありません。

就職活動は環境ビジネスに取り組む中小企業に絞り込みました。就職サイトから加藤商事を知り説明会に参加させてもらったのですが、その際人事担当者から「コンテストで佐々木さんをお見受けしましたよ」と言われ、何か不思議な縁のようなものを感じました。

私が加藤商事に惹かれた理由は3つあります。一つは経営者に大きな魅力を感じたこと。「未来の地球に持続可能な環境を創るために新たな環境ビジネスを立ち上げ、その中心となる環境コンサルタントを育成したい」というお話しに深く共感しました。二つ目は、大学院の教授から強い後押しがあったことです。進路について教授に相談した際、ある新聞記事を見せられました。それは東京都産業廃棄物協会女性部についての記事でした。「いま、この業界では多くの女性が活躍しています。将来に渡っても、さらなる活躍の可能性があることは間違いないでしょう。加藤商事はきっと佐々木さんに向いていると思います」と力強いお言葉を頂きました。三つ目は、新たな環境ビジネス立ち上げの中心的役割を担えるということです。既存組織で与えられた仕事をこなすのではなく、ゼロベースから事業を創造していく「将来の幹部候補」であるところに大きな魅力を感じました。

加藤商事以外にも数社の中小企業を回りましたが、加藤商事から内定を頂いた段階ですぐに活動を打ち切りました。この会社以上に魅力を感じる企業に出会えるとは思えませんでしたし、限られた時間を研究に費やしたいと思ったからです。

社会人時代/ビジョン:
未来の環境イノベーションをここから発信していきたい。

【写真説明:自ら企画・運営した2014NEW環境展の様子】

入社後すぐに「エネルギーの見える化システム」を手掛けるベンチャーに出向し、1年間エネルギーの基本について学びました。2年目に入り、経済産業省のプロジェクトにおける調査業務に携わり、中国大連市にて、廃タイヤリサイクルに日本の技術を導入するための基礎調査を行いました。その後入札業務のサポートなどを経験し、3年目からは環境イノベーション事業部コンサルティング課にて営業を担当するようになりました。

現在は環境コンサルティングのひとつとして、省エネ照明・LED照明システムの営業を手掛けています。環境イノベーション事業部は本社4名・赤坂事業所5名の若手社員を中心に構成されており、一人一人に大きな裁量が委ねられています。組織づくり、営業戦略の構築などあらゆることにおいて、自ら考え・行動することを求められためセルフマネジメントこそが重要となっています。現在の営業は社内での紹介・同業他社からの紹介・展示会での反響営業が中心となっていますが、今後はより多彩なアプローチによる営業の強化が必要ですね。自ら機会を創り出し、その機会により自らを変革させ組織を成長させる。それこそが加藤商事の最大のヤリガイだと思います。

将来私が目指すのは、各界で活躍する大学院時代の同期たちや国内の産業廃棄物処理業界の方々とネットワークを結び、未来の地球に持続可能な環境を創造する事業を推進していくこと。入社4年目を迎え、この会社を選んだ私の目に狂いはなかったと確信しています。なぜなら、加藤商事には自分がやりたいと思うことすべてにチャレンジできる環境があるから。予備校時代の師は、「科学への情熱にこそ科学の本質がある」と教えてくれました。今の私は「仕事への情熱にこそ仕事の本質がある」そう信じています。
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出身 宮城県仙台市
好きな言葉or座右の銘 敢えて困難な道を行け
趣味 セミナー・勉強会の参加、ジム
地球最後の日に食べたいもの 地元で採れた有機栽培の野菜
今一番行きたいところ 場所というより、自分がこれまでにお世話になった人たちを招いての謝恩パーティを開きたい。
越後屋輝樹

越後屋輝樹

1989年リクルート入社以来、HRの仕事一筋に歩んできました。現在は宇都宮市を拠点に、フリーランスとして企業の採用広報のコンサルティングとライティング業務を行っています。
座右の銘は「朝毎に懈怠なく死して置くべし」
越後屋輝樹

投稿者:

越後屋輝樹

1989年リクルート入社以来、HRの仕事一筋に歩んできました。現在は宇都宮市を拠点に、フリーランスとして企業の採用広報のコンサルティングとライティング業務を行っています。 座右の銘は「朝毎に懈怠なく死して置くべし」